続ユノさん
ユノさんのお歳は確か60半ばごろと聞いていました。一番驚いたのは旦那のアリさんのここまでの人生はかなりめちゃくちゃ。お子様も3人いらっしゃるがこれまた普通の方からしたら普通でない子ども達でこの時代にまだ江戸時代のような侍の着物を着て毎日暮らしている(仕事はしている)長男に、あとの二人もどこからみても普通でないいでたちの子供たちでした。しかも年に一度この大晦日のボランティア活動で会うことしかしないようで、どこに住んでいるのかも知らん、という。
最初は真剣に異常者ばかりの家族ではないのか?
と薄気味悪くも思ったりしました(ごめんなさいユノさん)
おっとまた横道だ。
このユノさんはボランティア活動の際に、影に日向にアリさんを支え、ホームレスの方が
「◯◯を歌いたい」
とリクエストすればあっという間にあいうえお順の歌詞カード、といっても畳一枚ぐらいの模造紙をさっと掲示板のようなものに貼り付けてくださるのだ。
全部で400曲ぐらいあるんだって。しかも全部筆でユノさんが書いている。ご丁寧に墨の色を朱色に変えて漢字のふりがなまで打ってある。
毎年書きつづけて20年も経てばこれぐらいの量になるらしい。
「あんたらバカか?!こんなことやって何の意味がある?」
と思わないでもなかったけど、バカだと思えることに全力で臨む人が本当に好きなのだからどうしようもない小生の性格。
本当にいろんな準備や心配りに感動しながらもご夫婦の立ち回りに小生も乗せられていろんな曲を弾かされることになるのでした。
つづく・・・
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