初船メバル釣行〜
16日(火)夕方17時より出航したのである。
この予定が決まったのが前日夜の8時という半ば行き当たりばったり感のある計画ではあるのだが「潮目や風向きによって船を出すかどうかを決める」という自然を相手にした戦いのためこういうスケジュールでもやむを得ないのだ。そういうイレギュラーな対応ができないような人は我々と行動を共にすることは難しい。
多忙な人間の日常とはそういうものだ。
仕事仲間でもあるA氏とN氏とのツアー。当然この中でも小生が一番キャリアもなく腕も未熟なのだ。であるからして全てにおいて小生は「はい!わかりました!」以外にお話しすることはないのだ(涙)
17時に出航すべくヨットハーバーで準備をしていると釣り仲間の近藤丸が同じく出航準備をしていた。乗合客を15人ぐらい乗せていただろうか。
む、ライバル出現か。俺のメバルが取られてしまうやないか・・・とまだ釣ったこともないメバルの心配をする・・・・そもそもこういう発想がど素人でアホらしい(笑)
海の中にどれだけメバルおると思ってるねん(笑)
たかが15人程度の釣り客に全部さらわれてしまうわけないし、第一まだ自分も釣ったことないくせに(笑)
港近くの釣具屋さんで集合し、仕掛けや竿について講義を受ける。なにぶん初心者の私は見るもの聞くもの全てが新鮮でとにかく「はい、わかりました」とかしか言えないのだ。
いろいろ小生のために仕掛けや餌も買ってくれたのだけどお金は一切受け取ってもらえず
「このご恩は釣果でお返しするしかあるまい。御免ゆるしてたもれ・・・」
と侍は感謝の意を胸に秘めたのである。
さて先に出航した近藤丸の後を追うかのように我が「海太郎号」も出航!
船の規模は近藤丸の4分の1、ジャッキーチェンのクルーザーと比較すると約100分の1だが乗組員の心意気は負けちゃあいないはず!(笑)
およそ20分ほど沖へ出たのでしょうかエンジン音が静かになり船長A氏が船長室(操舵室(笑))から出てきて周辺の安全を確保。そして魚探レーダーをじっくり眺め、いよいよ始まるんやな、さすが海の男やで!と思ったのもつかの間、
「まだ潮目が良くないからしばらく宴会しよ」
とコンビニで買ってきたハイボールや酒のアテを船上で広げだし飲み始めたではないか。
・・・・ええっ??宴会?・・ってなに?
海上では飲酒運転ってないの?・・・と、まあどちらでもいいようなことを一瞬考えたが初心者の僕には口ごたえさえできずにいたのでした。
僕的はまだ竿さばきも充分でないので実戦に入る前に竿を垂らしたりして練習したかったが先輩方には逆らえず
(こんなことなら俺もウイスキーぐらい買っておくのだったぜ・・・)
とほんの少し不埒な考えが頭をよぎったが、
(いや初心者は酒など飲んでる余裕はない。ひたすら先輩の技を盗むのだ)
(だけどあの酒のアテ。あれはセンスないな・・・・)
とまたまた不埒な考えを消す努力をしたのでした。
続く・・・・
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